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現役医師であり統合医療の第一人者である崎谷医師が、うつ病の症状・原因・治療に悩む方に対して情報を発信しています。

うつ病の医学ニュース(13)

米国で抗うつ薬の処方量が増加

米国では精神科疾患の治療件数が増えており、現在最も多く処方されている薬剤は抗うつ薬で製薬会社のドル箱となっています。

コロンビア大学医療センター(ニューヨーク)精神医学研究所のMark Olfson博士とペンシルベニア大学(ペンシルベニア州フィラデルフィア)のSteven C. Marcus博士らは、1996年と2005年の医療支出統計データを比較分析した結果をArchives of General Psychiatry(2009; 66: 848-856)に発表しました。

それによると1996年から2005年に抗うつ治療の割合が5.84%から10.12%に、推定患者数が1,330万人から2,700万人に増加しました(米医療研究・品質管理局(AHRQ)による1996年と2005年医療費調査(MEPS)のデータを分析し、米国民がヘル スケアにかける時間と費用を概算した。6歳以上で96年調査の対象となったのは1万8,993人で、2005年では2万8,445人。各世帯で成人1人を 指名し、外来診療回数、処方せん数、治療を受けた症状、その他の質問に回答してもらった。)

これはより日本で顕著ですが、抗うつ療法が心理的療法よりむしろ薬物治療を重視する臨床状況を反映しています。抗うつ薬の各種症状への使用を支持する臨床ガイドライン(医薬品会社が研究者に作らせる)が公表され、医師がそれに縛られるといった悪循環も原因しています。

ただし、アフリカ系米国人群などのマイノリティでは増加率が少ない傾向にあった様です。これは彼らの精神がまだ白人ほど病んでいないことの現れですが、欧米人の医薬品を信用していないことも反映されていると考えてよいでしょう。

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