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現役医師であり統合医療の第一人者である崎谷医師が、うつ病の症状・原因・治療に悩む方に対して情報を発信しています。

うつ病の医学ニュース(51)

早産が後年のうつ病のリスクに

スウェーデン・カロリンスカ研究所で,早産はうつ病などさまざまな精神障害の独立した危険因子であるとする研究結果が論文報告されました(Archives of General Psychiatry(2012; オンライン版)。

在胎32週未満の早産児における未成熟な神経系は特に出生時の合併症で脳に損傷を受けやすいことは容易に想像できますが、それ以外にもすでに胎内にいるときに起こる変化がうつ病などの精神疾患の発症に関係している可能性があると考えています。

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→今回の研究で,1973〜85年にスウェーデンの出生登録に登録され,16歳の時点で同国に居住していた全ての人(約130万人)のデータと同国の退院登録を分析し,精神障害の初発で入院した全ての人を同定した。

その結果,在胎32週未満で生まれた児では,同37〜41週で生まれた正産児と比べ,若年成人期に精神疾患,うつ,双極性障害を発症するリスクがそれぞれ2.5倍,2.9倍,7.4倍高かった。また,在胎32〜36週で生まれた児でも精神疾患,うつ,双極性障害の発症リスクは,上昇度は低いものの正産児より有意に高かった。

同教授らは,アルコール依存症と薬物依存症についても検討したが,早産とこれらの障害との関連は比較的弱かった。新生児の健康状態,母親の社会人口統計学的背景,母親の精神疾患歴など周産期の他の有害因子で調整しても,結果に変化はなかった。

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