現役医師であり統合医療の第一人者である崎谷医師が、うつ病の症状・原因・治療に悩む方に対して情報を発信しています。
統合医療とは(3):当研究所の統合医療による治療の位置づけ
当研究所が行っている統合医療の位置づけを確認して頂きたいとおもいます。
当研究所の治療方針を理解して頂ければ、自然治癒効果は加速されるからです。
それではまず、現在の病気の概略をお話したいとおもいます。
食料汚染、大気汚染などの環境汚染は時代を経るごとに加速されていきます。生活が便利となり、感染症で亡くなる確率が低くなる(衛生状態が良くなる)代償として周囲の環境を汚染し、そのつけが私たちの口にする食料や吸う大気の汚染です。
このような複合汚染は現代社会では、不可避(多くの人にとって、個人の努力だけではいかようにもしがたい)です。
●複合汚染→現代病(慢性炎症、ガン、老化、血管障害、うつ、認知症など)
そして最先端の医学が証明するように慢性炎症をベースとした現代病は医薬品や手術治療では根絶することが不可能です。 ですから少しでも現代病の発症を「予防」することが最大の治療となります。
●不可避な現代病→最先端医療で治癒不可能→「予防」に勝るものはない
さて、その予防には3つの段階があります。このことは欧米の学問であるepidemiology(日本語では「公衆衛生」という誤訳をあたえています)では必ず記載されている基本的事項です。
- 第一次予防:病気の発生率を減らす処置をとる
- 第二次予防:病気を早期発見し、病気の進行を遅らせる処置をとる。
- 第三次予防:病気による障害、死亡率を下げる処置をとる。)
これらの「予防」の基礎をなすものがあります。それは、
- @各種ワクチン、免疫グロブリンなど
- A食べ物、飲み物(ビタミンなどのサプリメントを含む)による予防
- B生活習慣改善
- Cスクリーニングテスト(病気の早期発見)
です。
Aを欧米ではchemoprevention(日本語では「化学予防」という訳のわからない誤訳がまかり通っています。)
Bを欧米ではbehavioral counselingといいます。
@のワクチンおよびCのスクリーニング(子宮頚がん、乳がんの検診など)は国の行政で行うものです。
ここで鋭い皆様はピンとこられたと思いますが、当研究所が皆様にご提供している治療方針が、国の行政以外で必要不可欠な「予防」の中心をなす、「予防的食物の常食」と「生活習慣改善」です。
以上のことは欧米でしっかりと勉強したことのある人であれば、医学の常識の範疇に入ることですが、残念ながら文明の周辺国である日本(学問の分野ではかなりの発展途上国です)ではしっかりとした学問がありません。
医学もほとんどが欧米の借り物です(ただし、日本は欧米の借り物を改良したりする応用学問、技術は得意です。)。ですから、日本の医科大学を出ただけでは、病気に対する視野が狭すぎるのですね。
私も結局はこのようなことを独学で苦労して欧米の医学書で一から勉強し直しました。それまでは、漫然とアメリカの医学界の発表したガイドラインや論文をもとにした日本の医学界の標準に従って治療していただけだったのです。
ですから、このような当たりまえのことをもう一度確認して、そして見識の高い皆様の医学の常識に変えていって頂けることを願い、これからも最新の医学情報・事実をお届していきたいと思います。
統合医療とは(3)