現役医師であり統合医療の第一人者である崎谷医師が、うつ病の症状・原因・治療に悩む方に対して情報を発信しています。
不安障害の根本治癒
社会不安障害の治療
社会不安障害の治療は薬物療法と認知行動療法があります。
社会不安障害の薬物療法には選択的セロトニン再取込み阻害薬(SSRI)、ベンゾジアゼピン系薬剤、β遮断 薬があります。
SSRIはいきなり高用量で服用すると副作用が出やすいため、25mg/日から消化器運動機能 改善薬と併せ投与開始します。2〜3日は副作用の発現状況、服· 薬状況を確認し、150mg/日 まで漸増します。
SSRIの治療効果は一般に1〜2週間後に現れ始め、3〜8週間のうちに症状が次第に改善 していくとされています。副作用は初めの1週間(多くは1〜3日)に現れることが多いです。SSRIは症状が十分改善した後も1年間ほどは減らさずに服用して頂くのが現代医療の一般的見解です。
SSRIは効果発現までに時間がかかるので、不安か回避症状が強い患者、会議、会食など緊張する機会が近く迫っている場合には即効性のあるベンゾジアゼピン系抗不· 安薬を使用します。これには長期使用すると依存症が生じる危険性があります
動悸などの自律神経症状の強い場合には、β遮断薬を使用します。
精神療法には認知行動療法があります。
認知行動療法には、認知療法、エクスポージャー、ソーシャルスキルトレーニング、不安対処訓練があり、これらを併用する。治療プログラムがある。
社会不安障害の治療